Pennsylvania 州は Bell Atlantic - PA という会社が電話のサービスをして います。Bell Atlantic - PA は Bell Atlantic というアメリカ東海岸を受け 持つ会社の子会社です。あと、関係ないけど Pennsylvania では州政府のこと を、Commonwealth といいます。
さて、電話を引くには以下の3ステップが必要です。
契約申し込み作業を電話で行ないます。ローカル電話会社 (Bell Atlantic: 1-800-660-2215)に電話して「サービスを開始したいが、こちらに着いたばか りで Social Security Number を申請中の初めてアメリカに住む外国人だ。」 と言って Order Number だけを入手します。この時に以下のことを聞かれるの で、メモなどしておきましょう。
また、Spelling は以下のようなJuliet, Alplha, one, ...という感じの「い ろはのい」みたいな言い方を使うと便利です。
Adam Baker Charlie David Edward Frank George Henry Ida John
King Lewis Mary Nancy Otto Peter Queen Robert Susan Thomas
\ Union Victor William X-ray Young Zebra
履歴のない外国人(私達のこと)が電話のサービスを受けるには Identification 手続きが必要になります。FAXで、二つ以上のID (Passport + 国際免許証、Credit Card、大学のIDなど)を(1-800-834-4484)へ送信します。
ID の Process のため1時間30分から2時間ほどかかります。その間に電話 帳(White Pages)の最初の方のサービスリストを熟読して、電話サービス用語 やその内容を事前にお勉強しておきましょう。そうすれば、契約作業がスムー ズになります。
時間がきたら、もう一度 Bell Atlantic (Bell Atlantic:1-800-660-2215)に 電話し、Order Number を告げて、契約作業に入ります。さて、local call サー ビスにもたくさんの種類があります。一般にこの国では多くのオプションを用 意することがよいサービスだとされているような気がします。また、オペレー タは「ご一緒にポテトは如何ですか?」の乗りで色んなサービスを売ろうと積 極的です。
新規に電話を引く場合は、設置料金として $40 必要です。次の請求の時に一 括して払うか、あるいは3回か6回に分けて支払うことも可能です。この料金は 最初の月以降に請求され、通常の電話代と共にパーソナルチェックを郵便で送っ て支払うのが一般的です。
まず、local call の契約には電話を掛ける頻度によって固定料金分と従量料 金分の金額が用意され、以下の種類があります。
ここでは Local Calling と唱えるのがお勧めです。N氏はいろいろ会話をし た結果、「CMU の人は一日一回くらい電話をするから Local Calling with Allowance がよい」と勧められ、それで契約したそうです。Local Calling with Allowance の場合 約75 calls/month (エリアによって少し違う) まで基 本料に入っていますが、そんなに電話をしなかったそうです。Local Calling では、約35 calls/month (エリアによって少し違う)までしか含まれませんが (そのぶん固定料金分が安い)、それで十分です。たとえ、その回数を越えても 一回たったの7セントかかるだけです。日本と違って、local call は回数のみ カウントされますから、モデムで一時間つなごうが、何しようが一回7セント です。しかも、夜遅くにかけると自動的に夜間割引までしてくれています。
メンテナンスサービスには二種類あります。入らなくても構いません。安いほ うのは、回線が故障した時に無料で直してもらえて、月に85セントでした。高 いほうのは電話器が故障しても無料で直してくれるそうです。
電話帳(Phone Book, White Pages)に名前を載せないかどうか聞かれま す。載せない場合には $1.25/month の料金が必要です。
これは日本でいうプッシュホン回線の契約で、約$1/monthが必要ですが、モ デムを使ったりするには、便利です。
サービスには local call と long distance call がありますが、Bell Atlanticはlocalサービス (日本でいうところの市内近郊) しか行ないません。 契約の際、long distance の会社はどれにするか聞かれます。面倒な人は適当 な会社にしておけば良いかも知れません。しかし、これらの会社は熾烈な顧客 獲得競争を繰り広げ、加入を検討している人には Promotion を設定して安い 料金が用意されています。これらの会社に話をせずに Bell Atlantic に告げ ると割り引きのない料金が設定されてしまいます。(釣った魚には餌をやらな い。)
面倒でない人は Bell Atlantic にはまだ決めていないと告げておいて、後で 各 long distance 会社(日本語オペレータ有り)に電話をして、「long distance 会社を検討中だが、今どんな promotion をしていますか?」と聞い てもっとも安いものにするとお得です。また、これらの長距離電話会社は通話 料金を航空会社の Frequent Flyer Program の milage に振り換え るサービスをしていますので、それらを考慮して決めると良いでしょ う。
long distance call (日本でいうところの市外、国際) のキャリアには次の三 つがあります。
自分の電話番号といつから利用可能かを聞いて、契約作業は終了です。たいて いの家にはテレホンジャックがあるので、電話器を接続するだけで時間がきた ら、利用できます。
CMUのコンピュータにモデムで入りたい人は、CMU のマシンで man dialup とするとその説明が書いてあります。CMU のモ デムの電話番号もそこに書いてあります。」(91年11月)(竹沢)
「モデムをよく使う人は、2回線契約するととても便利です。そんなに高く ありません」(川出)
電話器の購入は Office Max や Office Depot などの事務用品店や Radio Shack や Sun の電気店、K-mart や Hills などの日用品店 で購入できます。また、電話器は日本のものがそのまま使えます。(ただし、 一部の留守番電話は留守番機能が正常に働かないものがあります)。米国で買っ たものを日本で使うこともできます。